2010/06/10

SIMロック



少し前に「携帯電話のSIMロックをフリーにしたら?」と政府から提案がありました。これを受けてNTTドコモ(以下ND)は賛成、ソフトバンク(以下SB)は反対しました。そもそも「SIMロック(フリー)」とはどういうことでしょう?調べてみました。

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現在、日本国内において、携帯電話(スマートフォン含む)の一部機種でSIM(USIM)カードを使った携帯電話が提供されています。これらの携帯電話のSIMスロット、カード自体は同じ規格が採用されています。

しかし、それぞれの携帯電話に違うカードを挿しても使うことはできません(ただし同じメーカーや通信会社内では使えるものも有り)。 このように、携帯電話が特定のSIMカードのみ使える、あるいは使えない状態になっていることを「SIMロックされている」と言います。逆にSIMロックがかかっておらず、どこの携帯電話会社のSIMカードでも利用できる携帯電話については「SIMロックフリー」などと言うこともあります。

SIMロックフリーの携帯電話は、通信方式や周波数に対応していれば、どの事業者のSIMを挿入しても利用できます。(以下省略)

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要するに「SIMロックフリー」にすればiPhoneやiPadもドコモ利用者でも使えてしまうという訳です。これに対してソフトバンクの孫社長は反対しました。いろいろ柔らかく言ってはいますが要は「都合が良過ぎる!」「何をいまさら」と言いたいのでしょう。

iPhoneを販売するにあたって各通信業社の中でいち早く動いたのがSBでした。確かに危険な賭けでしたがそれにあえて打って出たのがSBです。で周りはどうかというと「検討中」とか「静観しています」と言っていました。

そしてご存知の様にiPhoneが急速に普及し、その上にiPadはiPhoneの3倍の販売当初売り上げを上げている状況です。そこでこれまた迷走するNDは「Googleフォン」やSONYの「Xperia」で対抗してきました。しかしいまいち、いえいま2ぐらいSBを脅かすには至っていない現状です。

そこで降って湧いたような朗報「SIMロックフリー」の国からの提案に乗らない訳がありません。SBが冷や汗もので賭けに出たiPhoneの提携に、何の努力も無しに便乗しようとしている訳ですから、孫社長が反対するのは当然です。

こういう時代ですからいつまでそれを固持出来るかはわかりませんが、もし「SIMロックフリー」になったらキャリア代が高くなるのは明白です。今の状態で安定しているiPhone・iPadユーザーにとっては迷惑な話です。NDユーザーがどうしてもiPhone・iPadを使いたいというなら、SBに乗り換えればいいだけの話です。

そもそもNDユーザーに言わせると「電波がどこでも通じる」とか「利用者が多い」「ネームバリューがある」ぐらいのことで、「電波状況」についてはSBは「年内に基地を増設して改善する」と言っていますし、「利用者やネームバリュー」は「野球は巨人」的なユーザーが多いために過ぎません。それらの方が引っ越しすれば同じ事になります。

なにしろこんな状況なのに、余裕ぶっこいてふんぞり返って「静観」し続けていた挙句に、「楽して得とれ」的な考えをし始めている大手の考えが私は嫌いです。

それから「携帯電話のSIMロックをフリーにしたら?という政府の提案」も何か胡散臭いものを感じます (;¬_¬)

孫社長頑張ってください!そして2年目でちょうど機種変更なのですが、今回は1ヶ月早いのでダブってしまうのを避ける「アップグレードパス」「アップグレードプラン」を適用するようお願いします。

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