2011/01/11

「バトル・オブ・シリコンバレー」を観ました



[アメリカ]★6 監督:マーティン・バーグ
出演:ノア・ワイリー(SJ) アンソニー・マイケル・ホール(BG)

Appleを設立したスティーブ・ジョブズとMicrosoftを設立したビル・ゲイツが、若き日にいかにして世界を変えたかを描いた作品。綿密な取材を基にした様々なエピソードからPC業界で最も有名なカリスマの姿の背景が分かる一作。(TSUTAYAデータベースより)



人となりがわかって、ジョブズ氏に失望したとしてもMacをやめる事はないだろうし、ゲイツ氏が好きになってもWinを使う事はなく、要は自分にあっているであろうパソコンを使い続ける訳ですが、これを観てジョブズ氏にはかなりガッカリしました。

ガッカリしたと言うかムカついたと言うのが的確かもしれません。「自分がトップ、自分中心で成り立っている」というのは天才たる所以で仕方がないとは思うし、ある程度こういうカリスマがいてシステムというものは成り立っていくとは思います。

思いますが、最高にムカついたのは「面接のシーン」です。ある程度年配のちゃんとした男性に対して、途中から面接室に入ってきたにもかかわらず、見下したような応対と横柄な態度。特に机の上に脚を乗せて質問を続ける始末。しかも裸足の足の裏を相手に見せて…自分的には絶対許せません。もし私だったら、会社の社長と入社希望者という上下の関係なんて関係なしに、人として侮辱されたことにたぶんドラゴン怒りの鉄拳が飛んでいるでしょう。 凸(-_-#) Bad Jobs

でもまあ人は成長とともにトゲも取れ、柔軟になっていきます。最近のジョブズ氏を見ればもうそんなこともないと思います。

逆にビル・ゲイツ氏には好感が持てました。パソコンはかなり機械的な物を作っているにも関わらず、女性を引っ掛けるためにスケートしたりポーカーを楽しんだりと、ジョブズ氏よりは随分人間的です。逆にパソコンでは人間的な物を作っているジョブズ氏…何だか不思議でした。

映画としては★4ぐらいですが、両氏の人となりやパソコンが誕生する過程、それでのし上がろうとしていろいろと策略する有り様…非常に興味深く見られました。ゲイツ氏はよく知りませんが、ジョブズ氏の仕草や顔も良く似ています。なかなかの名演でした。

不正無料電話の作成や他人が作ったOSを買い取り、それを手直しして何万倍もの価格で大手(IBM)に売りつけて巨万の富を得る…などこんなことまで描いていいのかと思うようなあこぎなことまで描いてあります。でも誰も損はしてないからいいか (≧∇≦)

もちろんiPhoneが出来る随分前の内容(リサからマッキントッシュに移った頃)ですから直接は関係ありませんが、ちょうどツタヤの「お薦め映画」になっていますので、この機会にぜひどうぞ!

でもMacを買おうとか、乗り換えようとしていた人が、これを観て幻滅してやーめたということにならないように祈ります(ー人ー) 「若気の至り」として許してあげてください。

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