2010/03/28

「ほん怖」ではなかった話



ここに書く話題ではないかもしれませんが、まあiPhoneアプリの「ほんとうにあった怖い話」に刺激され、iPhoneでわざわざ観なくても、とツタヤでDVDを前回3本、昨日また3本借りて来たのでここに書かせていただきます。

このシリーズは「ほんとうにあった怖い話」ではなく「ほんとうにつまらない話」の間違いです。数ある霊作品の中でもここまでおもしろくないのも少ないのではないでしょうか?

勘違いと思い込みと夢の話とこじつけだけで成立しているものばかりです。もちろん霊の話は全部それで成り立っているのだからしょうがないのですが、だったらもっと演出で面白くすればいいのに…と思ってしまいました。

昨夜観たのは本当にひどく、あるいじめられっ子に同情した同級生(主人公・投稿者)が自分の家に招待したのですが、家に入るなり「何かいる」と言い出します。それに怯えと不快感を持った主人公は、その子に「だからみんなにいじめられるんだ」と言って帰って!と追い出してしまいます。

そしてその子は2日後に飛び降り自殺してしまうのですが、主人公がナレーションで「私は彼女が私の身代わりとなって霊を連れて行ってくれたのだと信じています」と言うのです。私は唖然としました。あんたが他の奴らと同じ様に突き放したからじゃん。あんたの見え透いた同情が原因だし…。

それともこの投稿者は本当は自分のせいだという事をわかっているのだけれど、霊のせいにしてしまって自分は責任を回避したかったのかもしれません。

それからこのシリーズでは「あとから聞いてわかった事ですが…」というフレーズが多すぎます。この「あとから聞いてわかったこと」というのは実は本当は聞いていない事が多いのです。正確には「あとから私が思った事」の間違いだと言い切ってもいいでしょう。

もし仮に聞いた事であってもその話自体が、友達の友達の知り合いの親の親戚の知り合いから聞いた話レベルで、まったく信憑性はありません。

※画像は上の話とは別の話の画像

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