2011/10/20

実るほど頭を垂れる稲穂かな?





皆さんも既にご存知だと思いますが、最近のニュースでdocomoの山田隆持社長は「iPhoneを出すのもやぶさかでない」と発言。将来的には、iPhoneを端末のラインナップに加える可能性があることを示唆したそうです。(詳しくはコチラ

このニュースを素直にそのまま受けとめたとき、私は「え?」と思ってしまいました。と言うのは、4ヶ月前の定時株主総会では「NTTドコモは、iPhoneを発売する予定はない」と断言しています。

その理由として、「ドコモには、約5000万人のiモード利用者がいるが、おサイフケータイ、iチャネル、iコンシェルといった機能をスマートフォンでも利用したいというユーザーが多い。ドコモにとって、いかにこれを広げていくかが大事である。しかしアップルの場合は、この機能を加えることができない。一方で、Androidを搭載したスマートフォンは、既存のiモードサービスを乗せることができる。5000万人のiモードユーザーが、気持ちよくスマートフォンを使っていただくために、ドコモはAndroidをベースにやっていく」と言っています。(詳しくはコチラ

そしてこんどの発言。しかも「出すのもやぶさかではない」という上から目線。「やぶさかではない」とは「…する努力を惜しむつもりはない」という意味です。これは「出してあげられるよう努力してみましょう」という意味ですよね?言葉の意味でどうのこうの言うつもりはありませんが、私が一番気になるのはdocomoユーザーのことを考えているのか?ということです。

前の発言で「ドコモはAndroidをベースにやっていく」と言っています。これを聴いたdocomo信者は「Androidで大丈夫!docomoについて行こう!」と思ったことでしょう。なのにたった4ヶ月でこの代わり様。もし実際に出せるようになったら、それこそauの社長のように双手を挙げて満面の笑みを浮かべるでしょう。

docomoは過去にCMでSBのiPhoneを比較対象にしたCMを作っています。それだけのことをやるならずっと「Android命」で行けばいいのに、しかも上から目線の態度はどうにも不快です。いっそのことAppleに土下座して「iPhone4Sが発売された14日からの4日間で、他社への流出が通常の2.5倍あって大変なことになっています。どうぞ助けると思って契約してください」とでも懇願すればいいのに…。

「他社への流出が通常の2.5倍あった」ことは事実のようです。これは一時的なものでしょうが結構大変なことだと思います。docomo信者はしきりに「docomoはどこでも繋がるけどSBは全然ダメ」と言いますが、docomoを使っているのになぜSBのことがわかるのでしょう?

仮に以前SBユーザーだったけど、繋がらなくてdocomoに替えたというのなら多少はわかりますが、それでもいまはグンと良くなっていますし、今度の「プラチナ電波帯域」が獲得出来ればほぼ横並びになるでしょう。今の時代1年先は予測出来ないほど猛スピードで進化しています。現在電波状況が比較して悪いとしても明日にはどうなるかわかりません。しかもよほどの悪条件下でなければ、それほど困る状況にもならないでしょう。

私は「東北地方太平洋沖地震」で見せたSBの孫社長の行動に感銘を受けたためかSBにやや甘めですが、この人ならユーザーの為にいろいろ努力してくれるだろうと直感しました。それにひきかえ山田社長って……って感じです。

0 件のコメント: